【新唐人2014年5月22日】新疆ウイグル自治区ウルムチ市で22日午前、爆発事件が発生しました。政府系メディアは31人が死亡、94人が負傷したと発表しましたが、香港に本部を置く人権団体「中国人権民主化運動情報センター」は、消息筋からの情報として少なくとも300人が死傷したと伝えています。ウルムチ市では4月30日にも、爆発事件があったばかりで、大きな衝撃が走っています。
地元の政府系メディア「天山網」は、22日午前7時50分ごろ、ウルムチ市の朝市で爆発事件があり、事件発生後地元警察が現場を封鎖して検問を行ったと伝えています。
ネットユーザーの書き込みによると、「現場の様子は見るに忍びないほどで、多数の死者が出た」そうです。
ウルムチ市事件現場近くの店主
「彼らが車から投げ出した物が、私の店の前で爆発しました。朝市だったので 、人も多く、死傷者(の数)は分かりませんが、救急車が何台も来ていました」
香港「明報」は、ネットユーザーの書き込みを引用し、「事件発生時、ウイグル語が書かれた旗をつけた車が、通行人に突っ込んだあと、爆発が起き、多くの人が路上に倒れた。もう1台の車が再度突っ込み、また爆発が起き、煙が上がった」と伝えています。
事件現場近くの会社員 王さん
「爆発音が聞こえました。死傷者は朝市に来ていた年配者がほとんどです。ウルムチでは2回爆発事件があり、多分テロリストでしょう」
4月30日午後7時にウルムチ南駅で発生した爆発事件では、3人が死亡し、79人が負傷しました。
新疆では爆発事件や衝突が頻発していますが、外界はウイグル人に対する当局の高圧政策が招いた結果だと見ています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/05/22/atext1111212.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/工)